Project

1.分析・センシング技術開発・データフュージョン

文化財の調査は、破壊できないため、非破壊・非接触で内部構造や材料を調査します。 本プロジェクトでは、計測装置の改良と、多周波非破壊検査データの比較解析を高度化します。

分析・センシング

文化財の科学調査に用いられる電磁波例

2.考古出土品データ分類・解析への機械学習の活用

出土品データを機械学習で解析し、時空間に配置し直して人類の歴史を俯瞰できるようにします。 データサイエンティストが先入観なく解析することで、新たな歴史像が見えてきます。

飛鳥寺塔心礎埋納物

飛鳥寺塔心礎埋納物(飛鳥寺跡第三次調査 塔心礎出土品 集合)

出典:奈良文化財研究所公開画像

3.情報学を活用し文化財科学から地球文化財学へ

多種多様なセンシングデータを統合し、文化財診断技術の向上や省力化を目指します。 また、文化財の時空間俯瞰図は人文学分野にも大きな貢献が期待されます。

出土品AI解析2

高野孟により提案された「日本=パチンコ台受け皿モデル」

参考文献: 高野孟著「最新・世界地図の読み方」講談社現代新書(1999) ISBN:9784061494640